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外壁の種類
外壁の素材には様々なものが使用されており、さらにその上の仕上げも様々です。
モルタル下地の吹付けタイル/リシン仕上げ、モルタル下地の掻き落とし/漆喰/砂岩調仕上げ、鉄筋コンクリート下地の各種吹付け、スチール/窯業系サイディングなど色々あります。
外壁の劣化
これらは、経年変化により徐々にではありますが、確実に劣化していきます。
特に、モルタル(コンクリート)下地、ジョイントなどにシーリング(コーキング)をするタイプの窯業系サイディングなどの外壁は注意が必要です。
鉄筋コンクリートの建物 | 鉄筋コンクリートの建物 | 窯業系サイディングの建物 |
モルタル(コンクリート)・窯業系サイディングのよくある症状
モルタル(コンクリート)下地の場合、ひび・欠損・浮きなどの症状が出てきます。
ひび・浮きなどがあった場合、雨水の浸水により建物の躯体の腐食へと繋がり、
鉄筋コンクリートでは鉄筋の腐食により、コンクリートの剥落などの発生も考えられます。
鉄筋の錆による膨張割れ | 鉄筋の錆による膨張剥落 | 雨水の浸水によるひび |
ジョイントなどにシーリング(コーキング)をするタイプの窯業系サイディングでは、打ったシーリングが気温の変化により伸縮を繰り返すことにより、シーリング自体の断裂、場合によっては
サイディングを断裂させることにもなります。
モルタルの場合と同様に、雨水の浸水による建物への影響は避けられません。
下地処理
このような症状が見られた場合は、下地処理が肝心となります。
例えば、モルタル(コンクリート)のひびであれば、シーリングおよびモルタル処理または、エポキシ樹脂注入(鉄筋コンクリート
の場合)等があります(場合によっては下塗りに弾性サーフェーサーを厚付けする事により、ひび割れを補強します)。
ひび部分をUVカット | ひび部分をシーリング | シーリングの上にモルタル処理 |
ひび部分へエキポシ樹脂注入 | 浮き部分へエキポシ樹脂注入 | 欠損部分へエキポシ樹脂モルタル処理 |
鉄筋コンクリートの場合
ひび幅2ミリ以上の場合
ダイヤモンドホイル等で、ひび割れ箇所を、幅・深さとも10ミリ程度のU字型にカットし、シーリング材を面から7ミリ程度深さまで充填し、最後にポリマーセメントモルタル等で埋め戻します。(いわゆる、Uカットシール工法といわれる工法です)
ひび幅0.2ミリ以上2ミリ未満の場合
ひび割れ部分の既存の付着塗膜をきれいに除去した後ひび割れの上からアクリル高弾性塗料を2回塗りし塗膜厚0.5ミリ程度を確保します。
また、 縦のひび割れは、地震などの水平過重が加わると、ひび割れ部分にも挙動変化が伴うこととなるので、ひび割れを単に接着補修するのではなく、ひび割れ部分に挙動追従性をもたせ、ひび割れを再発させないような改修工事が必要となります。
窯業系サイディングのシーリングの割れ・断裂であれば、既存のシーリングを撤去し、新たにシーリングをする必要があります。
SKグラウトプラグA工法
①ワイヤーブラシ・ディスクサンダーなどでシール材塗布予定部を研磨し健全な面を出し、清掃します。
②シール材を注入座金に塗布し、ひび割れの真上に座金の中心を合わせて取り付ける。
③ひび割れ部表面をシール材で確実にシールし、注入樹脂が流失しないようにする。
④「SKポンプ‐4」を用いて注入作業を行う。(ひび割れ幅が大きい場合は座金を通じてポンプなどで先行注入する。)圧力タンク内の注入材が硬化前になくなれば、速やかに段階的に粘度をアップさせていき注入を続ける。
⑤樹脂の硬化後、注入座金を取り外す。シール材の除去は、皮すき等を用いて行う。
01
シーリングカット
02
シーラー塗装
03
コーキング剤充鎮
04